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〒417-0001 静岡県富士市今泉2302-3
ねこちゃんは、いつも人の近くでゴロゴロして
ねこちゃんは、こっそりとお布団の中に入り込んだり
ねこちゃんは、おうちの中に入り込んだ虫を退治して
ねこちゃんは、高いところから見張りをして危険を察知したり
ねこちゃんは、ほんと、家族の大事な一員です。
ねこちゃんを、守ってあげてください。
最近ねこちゃんの病気について研究が進み、
今まであまり考えられていなかった予防ができるようになってきました。
あなたの大事なねこちゃんが1日でも長生きしてもらえるように
考えてみることにしましょう。
今までも心配されてきたねこちゃんの健康対策ですが
最近になってもっといろいろできることがあると分かってきました。
ねこちゃんの予防対策の柱は、今のところ4本です。
新しいところを赤色にしてみました
- 猫ワクチン
- 寄生虫対策 回虫、のみ、マダニ、フィラリア
- 健康検査
- 避妊・去勢手術
犬よりも人に近くにいるねこちゃんの健康対策は
実は、人のためにも重要なのです。
だって、ねこちゃんが長生きしてくれると
人がいっぱい幸せな気持ちになるでしょ?
まず、今ねこちゃんに接種できるワクチンの種類です。
必要なものを接種していくことが大事で、
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
- 猫クラミジア感染症
- 猫伝染性白血病感染症
- 猫エイズウイルス感染症
全部の種類のワクチンを接種する事が必ず必要というものではありません。
通常お外には全く出ないねこちゃんには
3種混合ワクチンをお勧めしています。
1. 猫ウイルス性鼻気管炎
2. 猫カリシウイルス感染症
3. 猫汎白血球減少症
当センター使用ワクチン:ピュアバックス®RCP
お外によく出かけるねこちゃんには
3種混合ワクチンに加えて5種混合ワクチンをお勧めします。
猫伝染性白血病のワクチンを初めて接種する場合、
事前に抗体検査が必要です。
4. クラミジア感染症
5. 猫伝染性白血病
当センター使用ワクチン:ピュアバックス®RCPCh-FeLV
また、ケンカが多いねこちゃんや、
近所に野良猫が多いなど、猫エイズの感染確率が高い場合には
単体で、猫エイズワクチンを別に追加接種すると良いでしょう。
6. 猫エイズウイルス感染症
ワクチンは生後2ヶ月頃から接種できます。
初めてのワクチン接種は1ヶ月間隔で2回接種しますが、その後は一年に一回接種します。
できたらねこちゃんのワクチンは夏終わり頃の初秋に接種すると良いでしょう。
寄生虫は主に3つにわかれます。
1.おなかの中の寄生虫
- 消化管、臓器内の寄生虫
- 皮膚など身体の外側の寄生虫
- 心臓や血管内の寄生虫
主には 猫回虫、猫条虫 ですが、
他にもジアルジア、コクシジウム、鉤虫、鞭虫、マンソン裂頭条虫、
トキソプラズマなどがあります。
2.皮膚などの外部寄生虫
ご存じの通り、のみ、マダニ、耳ダニ、疥癬、しらみなどです。
特にマダニは人に重篤な病気を伝搬することが分かっていますので確実な予防対策が必要です。
3.心臓や血管内などの寄生虫
最近多くの感染例が発見されているフィラリアが特に重要です。
そのほかにはバルトネラなど、血球に寄生する虫もいます。
フィラリア症は犬だけの寄生虫と考えがちですが、
実は、ねこちゃんの10%が感染しているとの報告があります。
フィラリア症の本当の怖さは、突然死です。
ほとんど症状を示さず、突然に亡くなります。
犬の無予防感染率60%には届きませんが、
10%でも感染率としてはかなり高い数字です。
人の60才以下のがん罹患率が約0.3%(国立ガンセンター)であることととくらべるとかなり高い数字であることが分かります。
予防はどうしましょう。
感染経路はさまざまですが、外に出歩かないねこちゃんも
外から侵入する昆虫類や、蛙、ヘビ、とかげなどから
感染する可能性もあります。
特にフィラリアは「蚊」から感染しますので
外に出ないねこちゃんも危険にさらされています。
予防には定期的な駆虫剤の投薬が必要です。
回虫、条虫などは人にも感染しますので、
外に出て歩くねこちゃんは必ず定期的な駆虫をしましょう。
飲ませたり、食べさせたりして投薬する薬と、
背中に垂らして皮膚に浸透させて投薬する薬があります。
ねこちゃんは貧血や腎臓病などを起こしやすいのですが、症状を現すときにはすでに重症になっていることがほとんどです。そこで、年に1回の血液検査をしましょう。年齢が6才を超えたら年に2回の血液検査をお勧めします。
ねこちゃんは人に比べて加齢が進む速度が速く、人の1週間は1日くらいに感じているかもしれません。
当センターでは定期検査「メディカルチェック」を実施しております。
男の子のねこちゃんの去勢手術は睾丸を摘出する手術です。男の子のねこちゃんの誇示反応のため起こる、スプレー行動や雌猫を追いかけるために外出する行動などの減少が期待できます。また、性格が穏やかになる傾向があります。
女の子のねこちゃんの避妊手術は、子宮と卵巣を摘出する手術です。女の子のねこちゃんの雌性疾患の予防になります。卵巣疾患や子宮疾患の予防、乳腺疾患の減少が期待できます。
これら手術には全身麻酔を使いますので、麻酔リスクが伴うという大きな欠点があります。また、手術後には行動が緩慢になり、太りやすくなる子が多いです。
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